「金持ち父さん 貧乏父さん」とは?
この本の作者、ロバート・キヨサキ氏には2人の父親がいました。1人は高学歴なのに収入が不安定な彼の実の父親、そしてもう1人は、13才のとき学校を中退したけれど億万長者になった親友の父親です。

2人の父親は彼に対して「勉強しろ」と言いますが、その対象は異なったものでした。
彼の実の父親である貧乏父さんは、「よく勉強していい学校に入り、一流会社に入れば一生安泰」といった考えの持ち主でした。しかし、それは変化に対応することができない危険なものです。結果として一生金銭問題に悩まされ続けることになり、遺したものは未払いの請求書だけでした。
一方、親友の父親である金持ち父さんは、「これからの時代を生きるに は、お金に関する知性を身につけ、本当の意味での資産を手に入れて『お金がお金を生み出す』ようにする」という考えを持っていました。その結果、お金にふりまわされることもなく、自由な人生を謳歌することができたのです。

お金の流れについて学び、お金に関する知性を身に付けることで、人生は大きく変わってきます。でも、お金の流れについて、学校では教えてくれません。今日の学校教育では教えてくれないこれらのことを学ぶのに、この本はおおいに役立つと思います。

この本には次のような「金持ち父さんの教え」がつまっています。

・金持ちになるためにはたくさん稼ぐ必要があるという「神話」をくつが えす。
・持ち家が資産だという「信仰」を揺るがす。
・資産と負債の違いをはっきりさせ る。
・お金について教えるのに学校教育があてにできないことを親にわからせ、
 お金について子供たちに何を教えたらいいかを教えてくれる。

その他、金持ち父さんシリーズには、「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」、「金持ち父さんの投資ガイド」など、続編も多数あります。ぜひ読んでみてください。