ROIと交渉について

財務や会計などといった言葉を聞くと耳を塞ぎたくなる私が初めてキャッシュフローゲームをやった時、一番不思議に思ったのはカードに書かれている「ROI」の数値でした。最初の何回かはROIを無視してゲームをやっていたのですが、あるゲーム会に参加した時に、交渉で「ROIが○○だと××だから・・・」などと言ってるのを聞いて、これって知っておく必要があるものなのでは?と気付き(遅い?)、やっと調べてみる気になったのでした。

【ROIとは】

ROI(Return On Investment)
=投資収益率
投資した資本に対して得られる利益の割合。利益を投資額で割ったものです。
ゲームの中に登場する例としては、例えば頭金$9000、キャッシュフローが+$300の物件の場合、
利益
=300×12(ヶ月)
=3600
投資額=頭金9000
利益÷投資額
=3600÷9000
=0.4=40%
つまり、ROIは40%ということになります。

それで、このROIが交渉の時の取引金額の目安になります。もちろん、価格の○%にしようとか、相手の懐具合をみてお金をたくさん持っている人からは多く貰おう、などの方法でもいいと思いますが、電卓を弾いてROIの値を示すと説得力がありますし、ちょっとカッコイイ感じがします。

【交渉時の取引金額算出例】

1.まず自分で物件やビジネスを購入する判断基準のROIを決めます。例えば「ROIが30%以上」のものを買おう!というように、自分で「これは買う、これは買わない」という基準値を決めます。

2.計算式『ROI=cf×12÷頭金』に当てはめます。ROIの数値は、月々得られるキャッシュフローをcfとして、cf×12ヶ月(1年)を投資金額で割るというものです。取引(交渉)の際に渡すお金は、この頭金の部分に合算されるので、ROI=cf×12÷(頭金+取引金額)となります。

(1)で、『「ROIが30%以上」のものを買おう!』と決めていた場合、ROIを30%と設定すると、計算式は、
0.3=cf×12÷(頭金+取引金額)となります。

3.式を変形して取引金額を求めます。
0.3=cf×12÷(頭金+取引金額)
→ 0.3×(頭金+取引金額)=cf×12
→ 頭金+取引金額=cf×12÷0.3
→ 頭金+取引金額=cf×40
→ 取引金額=cf×40−頭金

4.つまり、自分でROIを30%と基準を決めた場合、「当該物件から得られるキャッシュフローを40倍して、頭金をひいた金額」までは取引に使用しても、設定しているROIを割ることはないというものです。 当然、設定している%によって数値は変化しますので、自分で計算してみてください。

(例)ROI40%で頭金$9000、キャッシュフローが+$300の物件を他のプレイヤーが引き、自分がその物件を買いたい!と思って交渉する場合
(ROIの基準が30%の場合)

取引金額
=cf×40−頭金
= 300×40−9000
= 3000
  ↓
『取引金額が$3000以下ならば自分が設定したROI30%を下回ることは無い。』というのが、計算式から求められた値です。

上記内容はいろいろなHP等を参考にして書いてみました。参考にさせていただいたページにはお礼申し上げます。また、もし違っている点があったら教えてください。

mailお問い合わせ
TOPへ戻る